近つ飛鳥博物館へ行った日は、NEX-C3での4回目の撮影でした。
その前の3回目の撮影のとき、ISO200(NEX-C3はこれが最も低い)で固定、絞り優先モードで撮っていたら、思ってた以上に明るく写ってしまいました。(液晶モニタでは気づかなかった)
晴天でまぶしいくらいの日だったので、正確に撮れたというべきかもしれませんが、私がイメージしてた明るさとは違ったのです。
「露出補正すればよかった」と思ったけど、絞り優先モード、ISO固定で露出補正するならマニュアル露出と一緒なのでは・・・ってこれ、同じことが、入門書に書いてあったなぁ。
その入門書は、ミラーレスを使い始めるにあたって読んだ、井川拓也さんの「いちばんやさしい新しい写真&カメラの教本」です。
この本によると、絞り優先モードがおすすめなのは(勘違いして読んでなければ)
・被写界深度や解像度にこだわりがあって、かつ被写体に当たる光の強さがめまぐるしく変わるようなとき
・明るさをそのままにして、いろいろな被写界深度で撮りたいとき
です。
私の場合、そのどちらでもなく、単にマニュアル露出で撮る自信が無かっただけ。
でも、光学ファインダーじゃないんだから、そんなに難しく考えなくても大丈夫か。よし、マニュアル露出で撮るぞ!
NEX-C3にはコントロールダイヤルはありませんが、F値とSSの設定はそれほど手間ではないです。
ただ、ISOの変更がメンドクサイ。ついでにWBの変更もメンドクサイ。
メニューを開いて「明るさ・色あい」から項目をスクロールしてってやらないといけない。しかもその間に、バッテリーがどんどん減っていくという恐ろしい世界。
で、カスタマイズすることにしました。
ISOをB(下)ボタン、WBをC(センター)ボタンに設定。
どっちをどっちのボタンにしようか迷いましたが、中古だし、C(センター)ボタンはすぐヘタりそうなので、今のところISOより使用頻度の少なそうなWBを設定しました。
他に、博物館で撮ることを考慮してAF補助光オフ、液晶モニタの明るさはアテにならないのでヒストグラムは表示、知らない間にいい感じに直されてしまいそうなDRO/オートHDRは切にしました。
そして、気合を入れて近つ飛鳥博物館へ。
しかし、WBをC(センター)ボタンに設定したのが裏目に出た、いや、フツーすぐ気づくだろうって感じなのですが、F値とSSの設定のためにC(センター)ボタンまわりをいじってたら、誤ってWBの設定をしてしまったらしく、いつの間にか「曇天」になっていました。
埴輪や錆びた甲冑を撮っているときは全くわからず(もともと黄色っぽいので)、須恵器にカメラを向けてはじめて「あれ?この須恵器、黄色い・・・わけないやん!」と気づいたのです。
明るさに必死になってて、色に対して鈍感になってたのかも。
毎回思うことだけど、もっと落ち着いて撮ろう。
博物館のあと、電車でガーッと阿倍野/天王寺まで行って、バッテリーが残り少なくなるまで撮りました。
上の2枚はAWB。
これはWB「太陽光」にしています。ここの電灯の色はこのほうが好き。
夕暮れの空を撮りたいなと思って、ハルカスウイング館の屋上へ。
「太陽光」の設定のままでモニタを見たら、窓にうつる空の青がきれいだったのでそのまま撮りました。
これも「太陽光」。
AWBにして撮りました。こっちのほうがほぼ見たままの色です。センサーのゴミが目立つなぁ(^_^;)。
これもAWBです。
パソコンで撮影情報を見てもAWBで撮ったときは「オート」としか表示されないので、どういう設定で撮られたのかわかりません。
それに、私がいつ、どこにいるかもわからないのに、どうしてこの色が出せるのでしょう。AWBって不思議です。
あと、ヒストグラムは便利だけど、むっちゃ邪魔でした。無くても「狙った明るさに撮れる」を目標にします。