峠でひとやすみ

イラストと写真と雑記

空と石と400年の土木技術~大和郡山城天守台

8月4日、奈良県大和郡山市にある郡山城跡へ行ってきました。

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近鉄電車の踏切を渡るとお城です・・・と思ったのですが、江戸時代には線路の手前(東側)の五軒屋敷と呼ばれるエリアも城内だったそうです。

 

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お堀ぞいに歩いていくと、観光案内などでおなじみの櫓が見えてきました。

 

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追手門。

 

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桐文が見えます。

ここまで来たけどくぐらずに、ちょっと引き返して反対方向の柳沢文庫に向かいます。

というのもお城についてよく知らないし、予習もしてこなかったので、そこで情報を得ようかと思って。発掘調査速報展もやってるし。

 

織豊期の瓦や明治の(ブランド名じゃないよ)牛乳瓶など様々な出土品と城絵図の展示がありました。(写真撮影は禁止)

天守台の発掘調査の紹介動画も上映されていました。わかりやすくて面白そうだったのですが、5分ほど見たところでツレが「早く天守台に登ってみたくなった!」と言うので切り上げて天守台へいくことにしました。

 

 

でも、この動画のことがどうにも気になって、youtubeで見られないかな~、大和郡山市のチャンネルないかな~、と家に帰ってから探してみたら、あった!

たぶん「郡山城天守台展望施設整備事業 紹介動画~最終回「蘇る天守台」~」だと思う。(5分しか見ていないので違ってたらすみません)

この動画はそれまでの第1回~第3回までの総括で、予習にさくっと見ておくにはちょうどいいと思いますが、個人的に、行く前に是非見てほしい(なにより自分が見ておけばよかったー!)って思ったのが、第3回の石積み作業。全部見ると1時間近くあるので、25分10秒のところからだけでも見てほしいです。

youtu.be400年前と現在の職人さんの仕事がつながる、って感じで最後のほうはウルっときました。

 

 

柳沢文庫から細い道を通って天守台へ向かいます。

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 間の堀はラピュタな世界。

 

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 いよいよ天守台へ。

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 登ります。

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 天守台からの眺め。

 

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 一部だけ、石が見えるようになっています。

アップしようと思って解説パネルの写真も撮りましたが、動画見ちゃったら、もう絶対そっちのほうが、いいです。石の並びの意味が見えてくるところとか、金箔菊丸瓦出たーって感じとか、あぁ、ほんとスゴイ成果なんだ、ってことがよくわかります。

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このような発見も体力と根気の要る発掘作業あってこそ。

ちょっと前にアルバイトで出土品を洗う機会があったのですが、はじめるまでは楽しみ~とか思ってたけど、やっているうちにだんだんしんどくなってきて、早く終わらないかなーと思ってしまいました。でも現場での作業はもっと大変なんですね。

そのことがわかったのも私にとっては収穫です。

 

 さて、真夏の日中、自分もカメラも暑さでどうにかなりそうな天守台からちょっと離れてほっと一息。

 竹林門址で、転用されている石仏さまをみつけました。

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 微笑んでいるようにも、困り顔のようにも見えます。

 

南へ出てから天守台の西側にある細い道を歩きました。

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 追手門まで戻ってきて、

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やっと、くぐることができました。

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空が好みの色に撮れたのに、センサーのゴミが・・・(ToT)

 

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暑かった!けど行ってよかった!