11月28日、東大阪市立郷土博物館に行きました。
時間があんまりなかったので、じっくり見られませんでしたが、とても充実した展示でした。
埴輪と馬具の写真を撮ったので紹介します。
まず、大賀世2・3号墳出土の埴輪です。
奥の列が、「みずらの男性」と「鹿形埴輪」。
手前の左と真ん中の人物埴輪は、「入れ墨をした男性」、右が「まげを結う女性」です。
北河内・中河内の(かつてあった)河内湖をめぐる地域は、遺跡の資料から馬の飼育がされていたと考えられています。
いっぽう日本書紀には、履中天皇が淡路島にいったとき、河内飼部(かわちのうまかいべ)に対し入れ墨をすることをやめたことが書かれています。つまりそれ以前は入れ墨をしていたということです。
履中天皇がいたと思われる時期より、この古墳のほうが新しいようですが、この入れ墨の埴輪は馬の飼育をする人のすがたなのではないかと勝手に想像をふくらませています。(あくまで勝手な想像です)
なにはともあれ、かわいいです。
ここからは山畑(やまはた)古墳群。
山畑22号墳出土の須恵器と土師器、山畑33号墳出土の馬具。
馬具は鐘形杏葉。6世紀に普及するデザイン(って言い方でいいのか?)です。
緑の○が古墳。いっぱいありますね。