2月1日、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」PR映像がYouTubeで公開されました。
(場所ごとにチャプター分けされています)
この動画(以下もずふる動画)の、01:31アイセルシュラホール(藤井寺市生涯学習センター)のところでチラッと映る鋸歯文の埴輪、これ何の埴輪かな?全体はどうなってる?気になるなぁ。シュラホール近いんやし確かめに行ったらええやん、と思いつつも、寒くて・・・。やっと暖かくなった2月26日、見に行ってきました。
2階に埴輪だらけの古市古墳群コーナーがあり、問題の埴輪はすぐにみつかりました。
兎塚古墳(5世紀後半)の盾形埴輪でした。円筒埴輪棺に転用されていたものだそうです。
細かいけどゆるゆるな線。
というわけで話は終わってしまったのですが、シュラホールで撮った、他の埴輪+αの写真も見ていってください。
■古室山古墳(4世紀後半)
もずふる動画の最後、03:34から映っている古墳です。
盾形埴輪。
■大鳥塚古墳(4世紀末)
応神天皇陵1周したときに立ち寄りました。
012-1 応神天皇陵と誉田八幡宮の秋季大祭(1) - 峠でひとやすみ
衣蓋形(きぬがさがた)埴輪。
盾形埴輪。
■野中宮山古墳(4世紀末)
過去記事では5世紀前半と書きましたが、絶対年代(暦年代)には幅があるので。(^_^;)
その記事で書いていた馬形埴輪がここに居ました!3方向から撮りました。
■狼塚古墳(5世紀前半)
柵形埴輪や樋形(ひがた)土製品が出土していて、水のマツリをテーマにした話に登場する古墳です。堺市博物館の公式チャンネルに動画があります。学び動画だけど、癒される動画。
展示はその埴輪ではなく、鶏形埴輪と水鳥形埴輪です。
ここからは「倭の五王の時代」をテーマにした歴史展示室です。
■津堂城山古墳(4世紀後半)
おなじみの水鳥形埴輪。
正面!
顔!
水かき!
むっちむちの脚!
盾形埴輪。
線はほぼ真っすぐで、キッチリ描きこまれています。
この記事最初の、兎塚古墳の盾形埴輪の線刻と比べてみると面白いですね。
衣蓋形埴輪。
■岡古墳(4世紀後半)
船形埴輪。岡古墳からは銅鏡も出土しています。
この銅鏡はすべて日本製だそうです。
円筒埴輪と朝顔形円筒埴輪。
■藤の森古墳(5世紀中頃)
シュラホールの屋外に、藤の森古墳の石室が移築されています。(解説板は5世紀後半となっていました)
中には入れませんが、もずふる動画の01:51のところに一瞬だけ内部の映像があります。ホンマに一瞬。
盾形埴輪。
草摺形埴輪。
ガラス製丸玉やガラス製勾玉も出土しています。