先日、青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡から見つかった頭蓋骨をもとに復元した弥生時代の少年の顔が披露されたというニュースを見ました。
少年は父系・母系ともに渡来系。
以前に復顔された成人男性は父系が縄文人で母系が渡来系だったそうです。
少年の骨だったということは、少年のときに亡くなったということですよね・・・。
青谷上寺地遺跡は、鳥取県鳥取市青谷町にある弥生時代前期の終わり頃から古墳時代前期にかけての集落遺跡です。たくさんの遺物が出土し、「地下の弥生博物館」とも呼ばれています。
以下は、2019年に大阪府立弥生文化博物館で開催された特別展「白兎のクニへー発掘された因幡のあけぼのー」で撮った写真です。(過去の記事の写真と同じものもあります)
600年ぐらい続いている遺跡なので、時期は異なっていたりしますが、在りし日の少年の見た世界を思いつつ見てもらえれば、と思います。
琴も奏でられていたんですね。
最初、「ソロバンがあったのか!」と思ってしまいましたが、形のことを言っているだけみたいですね。(^_^;)
匠の技。
前頭部に殺傷痕のある頭蓋骨、銅鏃の刺さった寛骨。
おわりです。