峠でひとやすみ

イラストと写真と雑記

博物館・遺物の展示

青谷上寺地の少年

先日、青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡から見つかった頭蓋骨をもとに復元した弥生時代の少年の顔が披露されたというニュースを見ました。 www3.nhk.or.jp 少年は父系・母系ともに渡来系。 以前に復顔された成人男性は父系が縄文人で母系が渡来系だったそう…

黒姫山古墳と堺市立みはら歴史博物館

5月3日、黒姫山古墳とその近くにある堺市立みはら歴史博物館に行ってきました。 黒姫山古墳は、百舌鳥古墳群と古市古墳群の間に位置する前方後円墳です。 古墳のまわりは整備されていて、広場や復原模型がありました。 前方部でみつかった竪穴式石室と埴輪列…

この埴輪、どこの埴輪?~藤井寺市アイセルシュラホール

2月1日、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」PR映像がYouTubeで公開されました。 www.youtube.com (場所ごとにチャプター分けされています) この動画(以下もずふる動画)の、01:31アイセルシュラホール(藤井寺市生涯学習センター)のところでチラッと映る鋸…

市役所の看板馬?~茶山2号墳の馬形埴輪

金曜日、羽曳野市役所に行ったら、馬形埴輪が迎えてくれました! 令和元年の茶山(ちゃやま)遺跡の発掘調査で新たに古墳の痕跡がみつかり、茶山2号墳と名付けられました。 その溝の底で、馬を曳く人物の埴輪や鳥形埴輪の破片と一緒に出土したのがこの馬形埴…

三日市古墳群の出土遺物~河内長野市立ふるさと歴史学習館

前々回、大師山古墳だけで力尽きたので再度、「ふるさと歴史学習館」の展示でみる河内長野の古墳です。 三日市10号墳の横穴式石室の模型。10号墳は6世紀後半につくられたと考えられる円墳です。 石室内に並べられた須恵器。 三日市13号墳から出土した金銅装…

大師山古墳の木棺片~河内長野市立ふるさと歴史学習館

3月7日、大阪府河内長野市にある「ふるさと歴史学習館」に行ってきました。 市内の民俗資料や出土品、再現ジオラマなどを展示する施設で、森林と川に恵まれ、また高野街道の合流点でもある河内長野市の歴史を知ることができます。 古墳時代のコーナーには、…

東大阪市立郷土博物館の埴輪と馬具

11月28日、東大阪市立郷土博物館に行きました。 時間があんまりなかったので、じっくり見られませんでしたが、とても充実した展示でした。 埴輪と馬具の写真を撮ったので紹介します。 まず、大賀世2・3号墳出土の埴輪です。 奥の列が、「みずらの男性」と「…

古墳時代ジオラマ~大阪府立近つ飛鳥博物館

今さらかもしれませんが、YouTubeの「もずふるMozu-Furuichi」というチャンネルに、近つ飛鳥博物館のジオラマの動画が上がっているのを見つけました。 私も、2019年1月26日に近つ飛鳥博物館に行ったとき、ジオラマの写真を撮っていたのですが、16mm単焦点レ…

冬季企画展「歴史発掘おおさか2019」(3月1日に終了)大阪府立近つ飛鳥博物館

パソコンを買いかえたり、仕事のことで悩んだり(もう解決した)でブログの更新をしていなかったので、2か月近く前のネタです。 2月24日、近つ飛鳥博物館へ冬季企画展「歴史発掘おおさか2019」を見に行ってきました。 展示は3月15日まで開催の予定でしたが…

「白兎のクニへ-発掘された因幡のあけぼの-」大阪府立弥生文化博物館

8月18日、夏季特別展「白兎のクニへ-発掘された因幡のあけぼの-」を開催中の大阪府立弥生文化博物館へ行ってきました。 写真撮影は1部を除いてOKだったのですが、ここしばらく、晴天の日中でしか撮っていなかったので、「ISO感度をあげる」ってことをスッ…

近つ飛鳥博物館(2)私にはまだ早い!~土曜講座「組み合わせでみる古墳時代馬具」

前回のつづきです。この日、土曜講座がひらかれていたので聴講しました。テーマは「組み合わせでみる古墳時代馬具」。 近つ飛鳥博物館では、毎月「入門講座」と「土曜講座」がそれぞれ1回ずつひらかれます。私の知識レベルだと「土曜講座」はちょっと難しい…

近つ飛鳥博物館(1)建物、常設展示の埴輪(動物・人物)と甲冑

1月26日、大阪府立近つ飛鳥博物館へ行ってきました。 建物は安藤忠雄さんの設計です。若い方が熱心に写真を撮っていました。 館内のロビーは吹き抜けになっていて、天井にある窓から外の光がさしこんでいました。この廊下を歩いて行って、 埴輪模型のおしり…

010 天理参考館の武人埴輪

前回のイラストの武人さんは、衝角付冑と挂甲を描くのにイッパイイッパイで、刀などの武器を持たせるのを忘れてました・・・まるごし武人やん! と気付いたところで武器についてはあまり調べてないので描けませぬ。 そこで、奈良県天理市にある天理参考館で…