10月8日、四天王寺秋の大古本祭りに行ってきました。
2か月も前の話です。今まで書かなかったのは、何を買ったかだけでなく、すこしは感想も書こうかなと思ったからです。
しかし、2か月たっても1冊も読み終わってないので、感想はあきらめました。
何を買ったかだけの話です。
最初に見つけたのは、佐伯有清・編「古代を考える 雄略天皇とその時代」(吉川弘文館・1988)です。
そこそこキレイな本で500円。それぐらいでいいかなと思って買ったのですが、別のお店に同じくらいキレイなのが300円で売っているのを見つけてしまった。ガーン!マニアックそうな本なので、まさか複数出ているとは思ってもいませんでした。雄略天皇、人気あるのか?
2冊目は、直木孝次郎「古代日本と朝鮮・中国」(講談社学術文庫・1988)。
古墳時代や飛鳥時代についての話を読んでいると「東アジアの国際的緊張を受けて~」といった文が出てくるので、「東アジアの国際的緊張て、何なん?」と思っていました。それで、手に取ってみたのだけど、直木さんがいろいろなところに書いた文をまとめたもので、古代の国際関係の流れを解説しているような本ではありませんでした。買うかどうか迷いましたが、後で「買っとけばよかった」と後悔しそうなので買いました。「新品か?」というぐらいキレイな本で500円。
だいたい見て回って、もう帰ろうかと歩きながら、ふと見たテーブル(?細長い台)に、どばどばと「季刊考古学」なる雑誌が並んでいるではありませんか!えぇぇぇぇぇぇぇ!このテーブル見てなかったっけ?危なかった!気付いてよかった!
いや、しかし、これって難しい本だよね~私には読めないよね~と思いつつ「特集・埴輪をめぐる古墳社会」とある1冊を取って見ると、黥面(げいめん)埴輪の一覧図が載っていました。黥面(顔への入れ墨)と考えられる線刻のある人物埴輪のことです。
これは欲しいなぁ~。いくらなんだろ?と思って付近を見ると「1冊200円、3冊500円」の表示が。そこまで言うんなら、3冊買おうかな。
第20号 特集・埴輪をめぐる古墳社会(雄山閣・1987)
第31号 特集・環濠集落とクニのおこり(1990)
第33号 特集・古墳時代の日本と中国・朝鮮(1990)
もとの値段は1500~1860円。雑誌で30年以上前となると安くなりますね。でも30年どころか10年前でも興味がなかった私には「お宝」です。
以上、全部で5冊買いました。
どれも気になるので、何から読もうか決められず、あっちこっち読んでいます。
どれかに決めて、年内には「1冊読み終わった!」と言いたい。